青山・表参道に佇むバーラジオ カクテルとフランス料理 尾崎浩司の世界
バーラジオのカクテルブックには美しいカクテルグラスの写真が多く掲載されています
バーラジオのカクテル
カクテルについて
オリジナルレシピ
マンスリーコラム
Bar Radio Top > Cocktail
カクテルについて
カクテルの由来
18世紀に英国で生まれた俗語Cocktail[カクテル]を訳せば「雄鶏の尾」となります。なぜCocktailなのかに関しては諸説あって、いったいどれが本当なのかはっきりしません。雄鶏の尾羽根のようなもので混ぜ合わせて作ったからであるとか、最初に作った人の名がCocktailに似ていたとか。競馬ではなんと勝ち目のない馬(雑種の競走馬、つまり純粋でない、何か混ぜ物をした交配種の意)のことを言うのだそうです。だから混ぜ合わせた飲み物の事もカクテルと呼ばれるようになったとか。
カクテルの歴史
カクテルがいつ生まれたのかははっきりとしません。初めは何かの酒を元に、レモンを搾り込んだりソーダやフルーツジュースを混ぜて飲んでいた。それが時と共に徐々に変化して行きます。そして現在の型に近くなるのは1900年以後のようです。氷がいつでも使える時代になったというのが重要な点でしょう。カクテルは徐々にカクテルになったのであって、突然に生まれた訳では無いのです。1920年頃になるとロンドンやパリ、シカゴなどではマティーニ、サイドカー、ジンフィズなどは飲まれていたそうです。1970年以後は輸送や冷蔵・冷凍技術の向上によって生のレモン・ライム・オレンジなどが手に入りやすくなり、カクテルのレシピは更に洗練度を高めます。ついに2005年には料理テクニックの応用で、液体ガスを使用する方法もごく一部で取り入れられる程に変化しました。カクテルの歴史とは、酒全般の歴史と比べると新しい、未だ始まったばかりだと言えます。
バー・ラジオのカクテル
バー・ラジオの
カクテルブック

尾崎浩司・榎木富士夫 著
大輪真之[写真]
柴田書店/1982年12月
バー・ラジオの解釈でアレンジされたカクテルの特長は、甘さをかなり抑えてあることと、アルコール度数を幾分か軽くしてあることです。甘さを抑えてあるのは、カクテルの材料の酒類(スピリッツやリキュール類すべて)に可能なかぎり上等のものを使用し、果物類も新鮮な天然ものを使っているからです。

料理や菓子作りでも同じことがいえますが、良い材料で手際よく調理されるなら、人工的な甘味は抑えた方が、品よく、美味しく仕上がります。アルコール度数を少し軽目にしたのは、健康上の理由からです。美味しいカクテルを何倍かはたのしんでいただきたいのと、翌日の心地よいお目覚めを願ってのことです。

呑ん兵衛だけでなく、バーにはさまざまな客様がいらっしゃいます。お酒にあまり強くない方も、良いバーの雰囲気を味わっていただけますように、ラジオには、非常に軽いカクテルや、ノン・アルコール・カクテルもご用意がございます。ハーブを使ったような、オリジナルのカクテルもたくさんございます。

果物など季節の素材を使ったカクテル以外は、カクテルブックに載っているものを始め、ほとんどのカクテルを通年お召し上がりいただけます。カクテルは一杯1,500円(税抜)からご用意しております。
ラジオのバーテンダー
THE BAR RADIO COCKTAIL BOOK
尾崎浩司[著・監修]
大輪真之[写真]
幻冬舎/2003年3月
良いバーテンダーにはホスピタリティという精神が有ります。
そして良い腕前が。
バーという空間に未だなじみの浅いお客様にも親切に対応ができます。
どうぞ何なりとおっしゃって下さい。
様々な御注文をお受けするのがバーテンダーの仕事です。ホテルでのコンシェルジェと同じです。紳士的に御用命下されば、その方のお役に立てるのはバーテンダーにとって喜びであり誇りというもの。すてきなお客様に接していられるのが毎日の心の張り合いとなります。

ラジオのサーヴィスマンは、茶道を嗜みます。
それは、おもてなしの本質を学ぶ為です。

バーは皆様の為に有ります。さあ、扉をお開けください。


page top